滋賀県
佐久奈度神社
さくなどじんじゃ
通称:天下の祓所
瀬田川のほとりに鎮まる、祓えの女神・瀬織津姫を主祭神とする社。「天下の祓所」と呼ばれました。

基本情報
- ご祭神
- 瀬織津姫命、速秋津姫命、気吹戸主命、速佐須良姫命(祓戸大神)
- 位置づけ
- 延喜式神名帳の名神大社
- 住所
- 滋賀県大津市大石中1丁目2-1
- アクセス
- JR琵琶湖線「石山」駅からバスで約三十分、「大石小学校」下車、徒歩約三分。バスの系統と本数は、乗換案内で確かめてください。
- 主な祭り
- 大祓(六月三十日・十二月三十一日)。
※ 参拝時間・授与所の受付時間・交通機関のダイヤは変わることがあります。 お出かけの前に、各神社の公式情報をご確認ください。
由緒
天智天皇八年(六六九年)、勅願により中臣朝臣金連がこの地で祓を創始し、神殿を造営して祓戸の神々をお祀りしたのが始まりと伝えられます。
ご祭神は、大祓詞に登場する祓戸大神の四柱。その筆頭が瀬織津姫命で、川の急流が罪穢れを海へ運び去る働きを神格化した女神とされます。
仁寿元年に名神に列し、延喜式神名帳では名神大社に列格。安土桃山期には豊臣氏の家臣から、江戸期には藩主から社領が寄進され、天下の祓所としてその名を知られました。昭和三十九年、天ヶ瀬ダム建設にともない旧境内地が水没するため、現在地に移されています。
見どころ
瀬田川の流れ
社は瀬田川を見下ろす高台に建ちます(かつては川べりにあり、天ヶ瀬ダムの建設で移されました)。瀬織津姫の働きそのものを目で見られる場所です。
大祓の神事
六月と十二月の大祓は、この社の本領が発揮される神事です。
参拝のヒント
二礼二拍手一礼。祓えの社なので、何かを願うより「降ろしに行く」場所と考えるのが合っています。川の流れを少し眺めてから手を合わせると、この神の働きが実感しやすくなります。
参拝の基本の流れ
- 一
鳥居の前で一礼ここから先は神域です。くぐる前に軽く頭を下げます。 - 二
参道は端を歩く参道の中央は神様の通り道とされています。 - 三
手水舎で清める左手、右手の順に水をかけ、左手に受けた水で口をすすぎ、最後に柄杓の柄を流します。 - 四
拝礼賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼。 - 五
帰りも鳥居で一礼境内を出たら、振り返って一礼します。
瀬織津姫を守護神に持つ方へ
瀬織津姫を守護神に持つ方は、人の重たい感情を引き受けてしまいやすい人です。優しさゆえに溜め込み、自分が何を抱えているのか分からなくなることがあります。この社は、それを流しに行く場所。願いごとを持たずに、ただ川のそばに立つだけでも意味があります。
※ この節は、当サイトが姓名判断の五行の考え方をもとに書いた読み物です。 神社に伝わる由緒や教えではありません。
よくある質問
Q. 瀬織津姫は『古事記』に出てきますか?
A. 『古事記』『日本書紀』の本文には登場せず、大祓詞(祝詞)に祓戸の神として記されています。記紀に載らない神であることが、この女神をめぐるさまざまな説の背景になっています。
Q. 祓戸大神とは何ですか?
A. 罪や穢れを祓い去る働きを持つ四柱の神々の総称です。瀬織津姫命・速秋津姫命・気吹戸主命・速佐須良姫命を指し、大祓詞の中でそれぞれの役割が語られます。











